2015-04-14

サクラと夢







桜の花が一斉に咲きこぼれる、ほんの一週間。
わーきれい!と思うと同時に、
気持ちがぐわんぐわんと揺れます。


 

 
思い切り深呼吸して
胸いっぱいにきれいな空気を吸い込むみたいに、
匂いや輪郭や、風に揺れる音や、光が透けるさまを、
思う存分に感じたいと思うのです。
 
 

 
 
 
 
 
だから本当は手ぶらで桜のふもとをお散歩したい!
 
カメラをぶらさげていると、
どうしても他の計算を、頭が勝手にやってしまいます。
 
 

 


 
写真を撮っていると、半分くらいしか、
感じることができないように思えます。

 
 
 
 

 

じゃあカメラを忘れて出かけると、どうなのかというと・・・

それはそれで、きっと「ガビーン」なんて言ってしまって、
ものすごくがっかりする。


 
 
 
桜が一ヶ月位咲いていてくれたら、
「手ぶら散歩」と、「カメラ有り散歩」を交互に繰り返して、
お腹いっぱいになるまで堪能するかもしれません。




 
 
または、
カメラを触りつつも、
美しさを最大限に満喫できる脳みそがあればいいんだ。
 
などと考えてしまいます。
 



 
 
 
そんな能力は絶対に習得できそうにないから、
この先も懲りずに毎年同じことを考えているのだと思います。
 

 
 
はかなくて華やかで、
誰の胸のなかにもたくさんの思い出を作ってくれる、
そんな時間は、
今年もあっという間に走り去っていきました。