2021-01-23

言葉におこすこと

 


一瞬一瞬で捉えたことは、書き記さないと忘れてしまうことが多い。
手のひらですくって眺めたところで、指の間からこぼれおち、
なかったことになってしまう砂のようなものだ。
言語化すると自分の身に沁みこみやすいし、
仮にうまく根付かず遥か彼方に吹っ飛んだとしても、
10年後にだって、その時の自分を知る術がしっかり残るんだもんなあ。
 
改めて思う。書いておくことはすごいことなんだな。
感覚、としか言いようのない事を、最近置いてけぼりにしがちなのに気づいた。
 
何かをキャッチしても深追いせずただ通り過ぎることも、
日々のなかで実は必要だけれど、
じっくりと掘り下げて残したいことの方が多い。
 
「いいこと思いついたのに書いてなくて忘れちゃった」が年明けてから続いたので
「ちゃんと書いておきなさい」と自戒をこめつつ。


2021-01-04

2021年のはじまり

 



少しずつでも明るい兆しが見えてくるといいなあ。
 
今年もどうぞよろしくお願いいたします!


2020-12-29

2020年もありがとう

 


世界中の人々にとって思いがけず大変な一年になりました。
とまどう、考える、動く、とまどう、考える、待つ・・・、決める、とまどう・・・。
そんな風に過ぎていったけれど、
自分自身のことをもっと詳しく知る、いい機会にはなりました。
 
今年を象徴する画があるかなと、一年間撮った写真を見ていて目に留まったのが
リネンのマスクを縫っているところです。
「手作りしてる人達がたくさん居て皆すごいな。自分にはハードルが高いなあ。」
と思っていたけれど、 
暑さに耐えかねて、なるべく涼しいリネン生地でマスクを縫うことにした5月。

 
今年も一年ありがとうございました。
よいお年をお迎えください。
 

2020-12-13

宝石箱

 
鮮やかななオレンジ色の缶に端整に詰められた宝石みたいな焼き菓子。
手を付けずにずっとそのまま見ていたい可愛らしさだったけれど、
写真パチリして、さっそくおいしくいただいた。
サクサク、ホロホロ、カリカリ。
元気が湧いた!

2020-12-10

BOOK+カフカ変身展 準備

 



キャプション、展示会場掲示物。
キャプションは、悪目立ちして作品のじゃまをしないように、
だけどストレスなく読んで楽しんでもらえるようにと考えながら作っています。



2020-12-07

「そののちに」

 


企画している側の立場でこんなことを言うのもなんだけど(ごめんなさい)、
カフカ著「変身」から着想して作品を制作するのは、
私にとってはかなりハードルが高かった・・・。 
作品自体よりも、この思索の途の方を映像か何かで見せられたら面白いかもしれない、
と思うほど、 昨年から考え続けひねりだすように形にした2点。
タイトル「そののちに」。 
訳あってビッグサイズに作り直したので
重量もそれなりに・・・。


2020-10-19

水を得た魚

 

朝、目が覚めて、空気のひんやり感をあじわうと、にんまりしてしまう。
ああ生き返った~と思う。毎年同じことを言ってる。
 
久しぶりに、伸び切った髪を切ってもらった。
シャンプー台から見える窓の外の大きな街路樹にも
ほんの少しだけ赤と黄色が混じっていた。
 
じりじりの暑さで、茹で魚か焼き焦げ魚になって縮こまるような季節もおわり、
動きやすくなった。
秋は活き活き泳げるといいなあ。