2020-10-19

水を得た魚

 

朝、目が覚めて、空気のひんやり感をあじわうと、にんまりしてしまう。
ああ生き返った~と思う。毎年同じことを言ってる。
 
久しぶりに、伸び切った髪を切ってもらった。
シャンプー台から見える窓の外の大きな街路樹にも
ほんの少しだけ赤と黄色が混じっていた。
 
じりじりの暑さで、茹で魚か焼き焦げ魚になって縮こまるような季節もおわり、
動きやすくなった。
秋は活き活き泳げるといいなあ。
 
 

2020-10-10

尾張の民話「ガックリフミチャン2020」

 

むかしむかし、あるところに、フミチャンという

たいそうなウッカリサンがおったと。

ある日のこと、コインパーキングではらう100円玉がなかったので、

近くのコンビニへいって買い物をすることにしたそうな。

そしてお菓子をひとつ買ったけれど、何も考えずいつものように

クレジットカードで払って出てきてしまったそうな。

あっ!と気づいてコンビニにもどり、こんどこそはとホットコーヒーを買い、

万円札ではらって小銭をつくったそうな。

そんな自分にガックリして、アチャー!とかつぶやいたそうな。

そうして思いがけずできあがったオヤツのセットを食べながら

運転して帰ったんだと。

 

めでたしめでたし。

 

おしまい。


 


2020-09-22

象徴

 

 
久しぶりに人混みを見た気がする。
 
コロナ絡みのことが微かに落ちつき傾向のような、そして皆が対処のしかたにも慣れてきたような、 
でもまだ何ともいえない感じの秋の連休。
暑さもやっとピークを過ぎて、それは誰だって外に出たいと思う。
ワイワイ楽しそうな大勢の人出で、一見普通の平和な光景なのだけれど、 
実際はマスク姿の人々の群れだった。
 
「あの頃ホント大変だったよねえ〜」って笑いあう日はいつなんだろなあ。
ちびっこ達が小さな噴水ではしゃぐ様子が微笑ましい。
平和の象徴のような良い絵面だなあと眺めた。
小さな子ども達もストレスフルにちがいない。
束の間だとしても思う存分飛び跳ねて遊んで帰ってほしい。
 
私も一緒に水の中ピョンピョンしたいと思いつつ写真におさめた。


 

2020-09-17

食べたい季節



  

サンマが不漁だそう。

1キロ当たりの最高値が1万1千円
1キロ当たりの最高値が1万1千円

 

1キロ当たりの最高値が1万1千円

初競りで1キロあたりの最高値が11,000円というニュースだったけれど、

もうこの秋には味わえないのかもしれない。

生態系がガタガタと崩れているのかなあ。

1尾38円で叩き売りになるような年もあって、そんなのを目にすると大変だなあと思うし、

食べられないかもと言われると素直に寂しい気持ちになる。

 

先日サバを焼いた。脂がのって、唇から溢れでるほどのジューシーさだった。

野菜売り場にサツマイモが何種類も並び、

平台の上に赤紫色のグラデーションができあがっていた。

同時に脳内で、甘くねっとりした粒子をモグモグ味わっているのに気づく。

エア・ギターならぬエア・焼き芋。

栗きんとんの製造風景を、例年と同じく「テレビ画面」から眺める。

よーいどん!で始まったような湯気のあがる活気が伝わってきた。

「栗!食べたい!」・・・いとも簡単にマスメディアの思惑にはまる。 

 

こうやって考えてみると、

消費者目線での、とっても食い意地のはった日々の気づきばかりだった。

 

 

 

 

 


2020-05-12

万人にとっての正解とは

 

 

たくさんの制限がある日常がいきなり始まった。

「不要や不急」のことは、ある人にとってはそうでも、 別の誰かにとっては
大切な生業であったりもする。
皆が「いわゆる常識的な範囲」を、こんなにも必死になって守ろうとするのは
初めてのことだ。
正直なところ、どうすればいいのか戸惑う場面が多い。
だって普通に生きていかなきゃいけないわけだから。
 
「うっかり常識からはみ出たように見える」人を、
制裁を加えるように攻撃する人々が現れてしまった。
閉塞感と不安とストレスが、いびつな形となって噴き出る。
いつのまにか市井の誰かを敵に見立てて心の均衡を保つ構図が、
あちこちで見え隠れするようになっている。
そのことが、何よりも心を軋ませる。
同調圧力という見えない暴力が蔓延し、日々が暗い色に染まっていく。
 
ほどよく、なんとかバランスとりながら、嵐が去るまでやり過ごす。
こんなにも難しいことがまだまだ続くんだなあ。
 
 
 
 
 
 

2017-06-19

歩きの効用






いつもの道を通るとき、
右回りと左回りとでは、眺める風景がまるで違う。


音だってかなり違う。



車や電車の音が、まず右の耳の方から入ってきたり、
反対に左の方から飛び込んで来たりと、
歩く方向だけでだいぶ変わる。










そんな違いだけをただ感じながら歩いていてると、
知らない間に頭のなかが、
ちょっとだけクリアーになっているのがわかる。





2017-06-17

寄せ植えのお届け 6月



 
 
 
 
 
暑くなってきたので、アレンジがわりに寄せ植えのご依頼です。
 

 


 
 
ユーフォルビア・ダイアモンドスター
サルビア・カラドンナ
ゴシキトウガラシ・パープルフラッシュ
センニチコウ・ホワイト