朝、目が覚めて、空気のひんやり感をあじわうと、にんまりしてしまう。
ああ生き返った~と思う。毎年同じことを言ってる。
久しぶりに、伸び切った髪を切ってもらった。
シャンプー台から見える窓の外の大きな街路樹にも
ほんの少しだけ赤と黄色が混じっていた。
じりじりの暑さで、茹で魚か焼き焦げ魚になって縮こまるような季節もおわり、
動きやすくなった。
秋は活き活き泳げるといいなあ。
むかしむかし、あるところに、フミチャンという
たいそうなウッカリサンがおったと。
ある日のこと、コインパーキングではらう100円玉がなかったの
近くのコンビニへいって買い物をすることにしたそうな。
そしてお菓子をひとつ買ったけれど、
クレジットカードで払って出てきてしまったそうな。
あっ!と気づいてコンビニにもどり、
一万円札ではらって小銭を
そんな自分にガックリして、アチャー!とかつぶやいたそうな。
そうして思いがけずできあがったオヤツのセットを食べながら
運転
めでたしめでたし。
おしまい。
サンマが不漁だそう。
初競りで1キロあたりの最高値が11,000円というニュースだったけれど、
生態系がガタガタと崩れているのかなあ。
1尾38円で叩き売りになるような年もあって、そんなのを目にすると大変だなあと思うし、
食べられないかもと言われると素直に寂しい気持ちになる。
先日サバを焼いた。脂がのって、
野菜売り場にサツマイモが何種類も並び、
同時に脳内で、甘くねっとりした粒子をモグモグ味わっているのに気づく。
エア・ギターならぬエア・焼き芋。
栗きんとんの製造風景を、例年と同じく「
よーいどん!で始まったような湯気のあがる活気が伝わってきた。
「栗!食べたい!」・・・いとも簡単にマスメディアの思惑にはまる。
こうやって考えてみると、
消費者目線での、とっても食い意地のはった日々の気づきばかりだった。
たくさんの制限がある日常がいきなり始まった。