2020-09-22

象徴

 

 
久しぶりに人混みを見た気がする。
 
コロナ絡みのことが微かに落ちつき傾向のような、そして皆が対処のしかたにも慣れてきたような、 
でもまだ何ともいえない感じの秋の連休。
暑さもやっとピークを過ぎて、それは誰だって外に出たいと思う。
ワイワイ楽しそうな大勢の人出で、一見普通の平和な光景なのだけれど、 
実際はマスク姿の人々の群れだった。
 
「あの頃ホント大変だったよねえ〜」って笑いあう日はいつなんだろなあ。
ちびっこ達が小さな噴水ではしゃぐ様子が微笑ましい。
平和の象徴のような良い絵面だなあと眺めた。
小さな子ども達もストレスフルにちがいない。
束の間だとしても思う存分飛び跳ねて遊んで帰ってほしい。
 
私も一緒に水の中ピョンピョンしたいと思いつつ写真におさめた。


 

2020-09-17

食べたい季節



  

サンマが不漁だそう。

1キロ当たりの最高値が1万1千円
1キロ当たりの最高値が1万1千円

 

1キロ当たりの最高値が1万1千円

初競りで1キロあたりの最高値が11,000円というニュースだったけれど、

もうこの秋には味わえないのかもしれない。

生態系がガタガタと崩れているのかなあ。

1尾38円で叩き売りになるような年もあって、そんなのを目にすると大変だなあと思うし、

食べられないかもと言われると素直に寂しい気持ちになる。

 

先日サバを焼いた。脂がのって、唇から溢れでるほどのジューシーさだった。

野菜売り場にサツマイモが何種類も並び、

平台の上に赤紫色のグラデーションができあがっていた。

同時に脳内で、甘くねっとりした粒子をモグモグ味わっているのに気づく。

エア・ギターならぬエア・焼き芋。

栗きんとんの製造風景を、例年と同じく「テレビ画面」から眺める。

よーいどん!で始まったような湯気のあがる活気が伝わってきた。

「栗!食べたい!」・・・いとも簡単にマスメディアの思惑にはまる。 

 

こうやって考えてみると、

消費者目線での、とっても食い意地のはった日々の気づきばかりだった。