2016-06-30

たのしい!モザイクタイルミュージアム開館!






建築史家・建築家の藤森照信氏が設計デザインされた
モザイクタイルミュージアム」が、
岐阜県多治見市に開館しました。


藤森節が炸裂!な、楽しい、かわいい、ステキな場で、
心おどりすぎるまま観覧しました。






敷地レベルよりも土を盛った部分と、掘り下げた部分で、
なだらかなすり鉢状の豊かな表情をもつ、
楽しいアプローチが作られています。







てくてく歩いて下っていき、
小人のおうちのような入口からそっと入ります。






まず、なんだか落ち着く洞穴のような大階段で4階まであがると・・・・・・。








一転して、外光のふりそそぐ、
真っ白なモザイクタイルがびっしり張られた、
まぶしく不思議な空間でした。














エレベーターで、順番に下の階の展示を見ていく導線になっています。

心うばわれる、古いモザイクタイルの収集品がいっぱい。





お山の稜線には、松の幼木を植えてあるようです。
植栽がどんな風になじんでいくのか、とっても気になります。
1年後にまた来たいです。





なつかしい心象風景のようなイメージを、
オブジェなどではなく、
完璧な機能を持ったこれだけのスケールの建築で、
のびやかに表現できることに、
ただただ圧倒されます。


歩いている小さい子からお年寄りの方まで、
みんなニコニコ笑顔なのです。

説明なんて不要で、楽しいという感情が皆に自然に湧いてくる、
だれもを受け入れる建築は、
ものづくりの理想だなあと、思いました。


すごい!たのしい!うつくしい!



2016-06-20

甘い香りにクラクラ



 
 
 
しっかり黄色くなった完熟梅が手に入ったら、
梅ジャム~!です。
 
 
置いておくだけで部屋いっぱいに広がる甘くて濃い香りに、
ときめきます。
 
 
そして火にかけるとさらに立ちのぼる、甘酸っぱい誘惑。
ああ、恋と勘違いしてしまいそう。
 
 
 



梅の木があるお宅なら、
ピカピカの青梅で梅酒仕込んで、
きれいな完熟梅で梅干し仕込んで、
最後に、熟しすぎたり傷が入ったものを
全部まとめてジャムにしてしまうのでしょうか。
 
 
買ってくるにしても、ジャムにはきれいな状態でなくていいので、
時期も終わろうという頃、うまく仕入れて一気に作ってしまうのは、
いつも楽しみな時間です。
 
 
そして、他の梅ものと違い、作ってその場ですぐ食べられる。
 
 
くいしんぼうとしては、
こんなおいしい匂いだけ嗅いだあとに、
おあずけをくらうことがないのはうれしいです。


2016-06-12

アピール満点





まだまだ、本格的に暑くなる前のほんの入り口にもかかわらず、
はげしくジリジリ焼かれる日。


軒先でひらひら泳ぐ、おなじみの「氷」の旗は、
なかなかの訴求力です。


舌の上で、削り氷がすっと溶けて居なくなり、
しだいに頭がキーンとしてしまう感覚まで、
ありありとうかんできます。


店に吸い込まれてしまいたい……。

だって暑いんだもの。





この鮮やかな赤と青の組み合わせを見ると、
遠い昔、10代後半のできごとを思い出します。


美術系大学受験用の予備校で、
「平面構成」という課題を日々こなしていました。


紙を張ったパネルにアクリル絵の具で、
出されたテーマを表現していきます。


できあがった作品は毎回ずらりと並べて、
講評会が行われます。


"わかりやすい赤と青"の作品がでてくると、
先生が言うのです。


「この、お祭りのはっぴカラーは封印ね!」


今考えると、
「色彩感覚をやしなうために、
安易に流れずに自分なりの組み合わせを探りなさい」
ということだったんだろうなあ……。


2016-06-01

春のめぐみ





春先に作って人気だったもの。



「春のメンチカツ」

やわらかい春キャベツと新玉ねぎを、これでもかというくらいたくさん入れて、
野菜の甘みをじっくり味わえるような春先のメニューです。


メンチカツは、豚挽き肉が多めで力強くジューシーにしてみても、
ほぼ野菜という程に野菜多めで作ってみても、
どちら寄りに作ってもとてもおいしくて、
自由自在なところがいいなあと思います。







「初鰹の春サラダ」


カツオをサイコロ状に切り、
しょうゆ、おろししょうが、煮切りみりん、太白ごま油を混ぜてヅケにしておきます。

せり、みょうが、細ねぎ、さらした新玉ねぎ、トマト、白ごまなどを、
食べる直前に混ぜてできあがり。


いくらでも食べられます!
食べ過ぎ注意かも、です。


体が欲するようなその時期のものを食べているとき、
なんだかお腹の底から力が湧いてくるのを感じます。