2016-03-31

ぽつりぽつりと

 
 
 


氏神様の境内の桜は、
三分咲き。







しばらく誰も居なくて貸切でした。
もったいないくらいのぜいたくだなあと思う。



2016-03-29

気の向くまま



チューリップのディスプレイ
 
 
手で茎をためて流れるようなラインを作っても、
気付けば上を向いています。
 
心置きなくのびやかで、うらやましいほどに「自由」です。
 

チューリップのディスプレイ
 
 
 
 
 

2016-03-25

悲惨な飛散






車内で痛いほどの陽射しを浴び、
ゆるゆるの気体で肺のなかが満たされて、催眠術にかかる一歩手前で我に返る。

車を降りたとたんに、思いのほか冷えた風にびゅんびゅん吹かれ、
髪の毛なんて獅子舞のようだ。



花粉とかPMなんちゃらとか、存分に味わっているに違いないけれど、
目の前で粒々が見えなくて救われるなあと思う。


「今日あなたの気管支に入った杉花粉は12,535個でした!」と、
スマホが教えてくれる日も遠くなさそうだけど、
きっと知らない方がいい……。


2016-03-22

indigo jam unit “Lights” Final Release Tour 2016



開演前の期待が高まる時間


今年に入ってからたまたま、
おめでたい理由でのお別れが続きました。

とてもうれしくて一緒に喜びつつ、
ちょっぴりせつなくもなってしまいます。

今までもこれからも、自分も周りも、
何かをはじめたりやめたり、
どこかに所属したりしなくなったり、環境が変わったり、
家族の人数だって増えたり減ったり、
つねに流れて、同じ形をとどめないのが生活なんだなと……。


変化を繰り返しながら、
毎日は続いていくんだなあと、改めて感じます。




インストジャズバンドの、
indigo jam unit(インディゴジャムユニット)が10年目にして、
活動休止されます。

これからは、メンバー個々の理想の音楽活動をめざすことに決めたそうです。


毎年1枚リリースされるアルバムと、
年に一度のライブを心待ちにしていました。

「ちょっぴり」じゃないくらい、さみしいけれど、
やっぱりその決断も応援したいなあと思いました。

新アルバム「Lights」のリリースツアーライブは、
心ゆさぶられるすばらしい演奏と、今までにない盛り上がりで最高でした。


日々は流れ変化して、時が来たら、
4人でまた再結成なんてことがきっとあると、
そのときを楽しみに待ちたいと思うのです。



2016-03-16

春・チューリップのディスプレイ





菜の花が河川敷で、すっと背筋を伸ばしていたり、
ピカピカのいちごが店先で主張していたり、
上着に何を羽織って出かければいいのかわからなかったりして、
そう、春なんだと実感します。





この時期にチューリップの花が連れてきてくれる高揚感は
格別だなあ。



2016-03-08

365日が弥生




動植物がいっせいに動くような、3月です。
 
 
「弥生」というと、
白に近い薄紅色の、清潔であたたかい色あいが、
あたまのなかに浮かんできます。
 
とても明度の高い、光あふれるような色味。
 
 
ふと、この単語は「今月の名前」なはずだけれど、
なぜかつねに生活のなかに、ちらちら見え隠れしているような、
どうも一年ぶりの再会ではないような気がするのです。


春の花かんざし  teto design ・テトデザイン
 
 
親しい友人に「やよいちゃん」はいないし、
うちの食器棚に「弥生式土器」は入っていないはずだし……。
 
 
3月に入って5日間考えて、机の前でやっと気づきました。
 
 
パソコンのデスクトップ上の小さな四角に、この2文字が。
 
会計ソフト「弥生」のショートカットがありました。
 
 
意味に意識を向けることもなく、
毎日、2文字を記号として見ていたのでした。
 
 
しばらく詰まっていた配管に、じゃーっと水が流れたような、
春の一瞬でした。