2016-04-07
霞か雲か
山のふもとに近づくにつれて、
ほの白くほんわりと霞んでいるのが、
桜なんだということに気づきます。
落葉樹の萌え出るまだ幼い緑色と、
濃く深い常緑の色と、
煙るような桜色で、
山は今だけの優しいコントラストを描いています。
今年の花も見事で胸がいっぱいになります。
息つく暇もなく咲いて、咲いて、
満開の頃に降った一日の雨で、ピンク色に染まる道のできあがり。
季節は後戻りすることなく一直線に進んでいます。
2016-03-31
2016-03-29
2016-03-25
悲惨な飛散
車内で痛いほどの陽射しを浴び、
ゆるゆるの気体で肺のなかが満たされて、催眠術にかかる一歩手前で我に返る。
車を降りたとたんに、思いのほか冷えた風にびゅんびゅん吹かれ、
髪の毛なんて獅子舞のようだ。
目の前で粒々が見えなくて救われるなあと思う。
「今日あなたの気管支に入った杉花粉は12,535個でした!」と、
スマホが教えてくれる日も遠くなさそうだけど、
きっと知らない方がいい……。
2016-03-22
indigo jam unit “Lights” Final Release Tour 2016
![]() |
開演前の期待が高まる時間
|
今年に入ってからたまたま、
おめでたい理由でのお別れが続きました。
とてもうれしくて一緒に喜びつつ、
ちょっぴりせつなくもなってしまいます。
今までもこれからも、自分も周りも、
何かをはじめたりやめたり、
どこかに所属したりしなくなったり、環境が変わったり、
家族の人数だって増えたり減ったり、
つねに流れて、同じ形をとどめないのが生活なんだなと……。
変化を繰り返しながら、
毎日は続いていくんだなあと、改めて感じます。
インストジャズバンドの、
indigo jam unit(インディゴジャムユニット)が10年目にして、
活動休止されます。
これからは、メンバー個々の理想の音楽活動をめざすことに決めたそうです。
毎年1枚リリースされるアルバムと、
年に一度のライブを心待ちにしていました。
「ちょっぴり」じゃないくらい、さみしいけれど、
やっぱりその決断も応援したいなあと思いました。
新アルバム「Lights」のリリースツアーライブは、
心ゆさぶられるすばらしい演奏と、今までにない盛り上がりで最高でした。
日々は流れ変化して、時が来たら、
4人でまた再結成なんてことがきっとあると、
そのときを楽しみに待ちたいと思うのです。
2016-03-16
春・チューリップのディスプレイ
菜の花が河川敷で、すっと背筋を伸ばしていたり、
ピカピカのいちごが店先で主張していたり、
上着に何を羽織って出かければいいのかわからなかったりして、
そう、春なんだと実感します。
この時期にチューリップの花が連れてきてくれる高揚感は
格別だなあ。
2016-03-08
365日が弥生
「弥生」というと、
白に近い薄紅色の、清潔であたたかい色あいが、
あたまのなかに浮かんできます。
とても明度の高い、光あふれるような色味。
ふと、この単語は「今月の名前」なはずだけれど、
なぜかつねに生活のなかに、ちらちら見え隠れしているような、
どうも一年ぶりの再会ではないような気がするのです。
親しい友人に「やよいちゃん」はいないし、
うちの食器棚に「弥生式土器」は入っていないはずだし……。
3月に入って5日間考えて、机の前でやっと気づきました。
パソコンのデスクトップ上の小さな四角に、この2文字が。
会計ソフト「弥生」のショートカットがありました。
意味に意識を向けることもなく、
毎日、2文字を記号として見ていたのでした。
しばらく詰まっていた配管に、じゃーっと水が流れたような、
春の一瞬でした。
登録:
投稿 (Atom)













