2015-03-22

エドヒガンザクラ

 
 
 


 
ちょっと見たことがない。

そんな息を呑むような美しい桜が、
近所にひっそりとたたずんでいます。

もう圧倒的なスケールで、
こころを揺さぶられます。

引っ越してきて気づいて以来
3回目の春。

昨年は咲き始めてから、
気になって気になって、
毎日会いに行きました。

朝だったり夜だったり。

帰りに遠回りして、一目会って、
「今日もすばらしい」と安心して帰る、そんな感じで。

どうしてかというとたぶん、
この木が、だいぶ危うく見える場所に存在しているから。

造成中なのか、切り崩した土地に、1本だけ。


そして、咲く時期も早いし、
立派な株立ちだけど、どういう種類なんだろう・・・・・・。
とにかく気になる・・・・・・。





今年も、早朝にじっと見つめていたら、
ウォーキング中の方が教えてくれました。

数年前までは森のような場所で、外から一切見えず、
だれもこの木の存在に気が付かなかったのだそう。

業者さんが開発をして初めて姿を現したものだから、
近隣の皆さんが、地主さんに交渉して
残してもらったというお話でした。

よかった。

私が勝手に心配しなくても、
みんなに愛されて大事にされていて、
たくさんの人が残そうとしているんだ。

そう思うと、とっても幸せな気持ちになりました。