2015-12-29
畏敬の念
その年月の長さというものが、
自分のなかにある感覚では容易に想像できないのだけれど、
ただただ、静かにそこに居て、
なにもかも見てきたのだろうなと思う。
空に伸びる梢と同じ分だけ、大地にも大きく根を広げていることを想うと、
存在の大きさにため息がでる。
そんなスケールと長い歳月を、簡単には撮ることができなくて、
じっと仰ぎ見るしかなかった。
神様のような巨木は、
年の瀬におだやかな気持ちをくれた。
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