2017-02-14
標本採取
ひとりではたぶんたどり着くことがなかったと思う、
そんな場所に連れて行ってもらった。
好きなものだらけでワクワクしっぱなしの一日となった。
みんなで心奪われる。
常緑の針葉樹を背景に浮かびあがる、
骨格も露わな落葉樹。
なんの木なのだろう。
降りたった河原には、いまだ雪が残る。
いつのまにか角を洗い流された石が、
ところどころで顔をのぞかせる。
残雪は午後の陽射しを吸いこんで、
おだやかに白く光る。
もこもこもこ、もこもこもこ。
好きすぎて言うことがない。
100点満点の苔。
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