どこまでも透き通り、澄みわたった水辺だった。
そして、葉からこぼれる陽射しがほどよく優しい、深い森。
ゆったりと息をしていたら、
からだのなかに空間が生まれて、
そこにスーッと、透明な風が通り抜けていくようだった。
小川にそっと手をさし入れてみたら、
ひんやりと小さな流れを手のひらいっぱいに感じた。
ここは、渋谷か新宿?というほどの人出で、
清浄な風景と対照的に、
遊歩道はアウトドアウェアでとってもカラフル。
あざやかで楽しい雰囲気に満ちている。
何度も何度も、胸いっぱいに大きく息を吸い込んだ。