雲竜柳の金粉ショー
お正月の生け込みに使ったウンリュウ柳が、
塗られた金色の塗料をものともせずに、
新葉を吹きだしています。
くるくるカールのやわらかな小さい葉から、
とってもおおきな力をもらっています。
この20年ほど毎年、お正月に使った柳のその後を見て、
やっぱり金銀の塗り枝は、息苦しくて過酷なのだなあと感じます。
葉が出てくるけれど早々に枝先から枯れこんできたり、
ちょろっと発根だけしてほぼ芽が出てこなかったりしたことも。
塗装しない素のままの柳は、ほぼ100%の確立で、
ぐんぐん水中に根を伸ばし、じゃんじゃん新葉を出して、
すばらしい生命力を見せてくれています。
葉のない冬の枝の状態で年末年始に水につけてから、
5月くらいまで枯れずに楽しめることも多かったです。
しだれ柳などよりもウンリュウ柳が、さらにその仲間の
ドラゴン柳がもっと強いような印象をうけます。
「人は全身に金粉を塗ると皮膚呼吸できず死にいたる」という説を
こどもの頃に聞いて、そうか危険なんだと思いこんでいました。
これ、根拠がないんですね。
ずいぶんあとになって知りました……。